– 体験先 – NPO法人ほっとあい

「人間は1人では生きていけません。高齢者となればなおさら。だからこそ、心理的ニーズを忘れてはいけないと思います。」ボランティア活動最終日にほっとあいの渡辺さんから聞いた言葉がずっと印象に残っています。私は7月26、28、30日、NPO法人ほっとあいのボランティア活動に参加しました。3日目は3日間の活動を振り返ってほっとあいの人たちのお話を聞きました。

「ほっとあい」という団体名には、「住民が参加する。住み慣れた地域で。そして、ほっとする、あったかい、助け合い、愛ある活動や支援をしていこう」という思いが込められています。これは心理的ニーズが基盤になっているそうです。心理的ニーズとは、1人の人間として尊重する「愛」を中心として、自分らしさ、結びつき、携わること、共にあること、くつろぎ、という心理的な要素のことです。私はこれまで高齢者を支援する=大変だとばかり思っていました。ですがそれは全くの偏見でした。私は支援する側もされる側も心から楽しんで活動している姿を見て感銘を受けました。私自身も活動している中でお年寄りの方達からたくさんのエネルギーをもらいました。お茶だしや掃除をしている時にお年寄りの方から「ありがとう。」と言われた時は嬉しかったし、「もっと頑張ろう。」と思いました。

今日の社会状況において、このような施設はますます重要度が増してくると思います。そんな中でほっとあいのような活動目標を持った施設が増えてくれることを祈っていますし、実現すればたくさんの人が支援について考え、支援についての偏見をなくしてくれると信じています。今回学んだことを忘れず、様々な出会いを喜びとエネルギーに変えながら生活していきたいと思いました。

(S.Kさん)