– 体験先 – NPO法人麦の会

私は7月29日と8月2日の2日間、認定NPO法人麦の会で障害のある人と一緒にパンとクッキーを作るボランティアをしました。1日目は午前中にパンの成形やクッキーの生地をこね、午後にはクッキーの袋詰めをしました。2日目はクッキー生地を並べ、袋詰めまでしました。

そこで私が感じたことは2つあります。1つ目は、障害のある人も健常者に混ざって同じように作業をする環境が整っており、共生社会ができていることです。長年働いている人が多く、量りを使えない人や、特定の作業しかできない人もいました。それぞれが自分の役割を把握していて、丁寧に作業をしながら最近あった話や、昔の話など、お話をしながら作業を行っていました。2つ目は、麦の会の代表理事である飯嶋茂さんから伺ったお話が印象に残ったことです。話を聞いていく中で私が印象に残った言葉は、「障害のある人と一緒に作っているからといってクオリティーが下がってはいけない。お客さんには値段相応の物を提供する。」という言葉です。障害のある人と一緒に作っているからといってクオリティーが下がっていいものではない、という言葉は障害を持っている人と健常者を差別してはいけないということを改めて考えさせられるものでした。

私は2日間しか行けませんでした。しかし、どちらの日も作業を1から丁寧に教えて下さり、休憩時間には一緒にお喋りをするなど、和やかな雰囲気の中ボランティア活動をすることができました。今回のボランティア体験の中で学ぶことが沢山ありました。ここで学んだことをこれからの生活に活かしていきたいです。

(M.Mさん)