– 体験先 – NPO法人アマニ・ヤ・アフリカ

私は8月18日から2日間、NPO法人アマニ・ヤ・アフリカでアフリカの現状やフェアトレードについて学ぶボランティアに参加しました。私は以前からアフリカの貧困問題に関心を持っており、アフリカの現状を理解することで自分ができることを見つけたいと思い、このボランティアに参加しました。

今回のボランティアで現在アフリカは貧困、教育、政治、人口増加、気候変動による自然破壊、先進国の投資による貧富格差など様々な問題を抱えていることを学びました。ナイロビのスラム街にある「マゴソスクール」では、月~金に出される給食を家族に食べさせるため、家に持ち帰る生徒がいることを知り、日本と大きく異なる生活の現状に驚くとともに、今日食べる分の食事の確保も難しいというアフリカの現状を知りました。ケニアの子どもたちは親を亡くしていたり、片親であったりする場合が多く、教育が受けられない子どもが多くいることを知り、日本で当たり前に学校に通えることに感謝する必要があることを実感しました。

また、私はこの講義を受けるまで、貧しさを解決するためには物を送ればいいと安易な考えをしていました。しかし「アフリカは日本のゴミ捨て場ではない」という言葉を聞き、それまでの自分の考えは一方的な見方に過ぎず、支援物資を送ることは、現地の産業を破壊することに繋がると知りました。支援活動をする場合は、安易に考えず、計画的に活動することが大切だと改めて学ぶことができました。今回学んだアフリカの現状をたくさんの人に伝え、現地の人たちがどんな支援を必要としているかを理解し、適切な支援活動を行いたいと思いました。

(S.Aさん)