– 体験先 – NPO法人萌友

私は8月8日、8月14日の2日間NPO法人萌友でホームレスの方の炊き出しなどを行うボランティアに参加しました。

私がボランティアを通して学んだことは２つあります。１つはホームレスの現状についてです。ホームレスというのは身近な存在にありながら、意識せずに生活をしている人がたくさんいると思います。実際、今回のボランティアに参加するまで自分もその1人で、働き口はあるのになぜホームレスから脱却できないのだろうと思っていました。しかし、1日目の勉強会で、孤立が長引くほど自立は難しくなり、助けも求めにくくなる。そして、周囲には伝わらない苦悩を本人は抱えているということを知り、そのような方に気づき、自立の支援を行うことがどれほど大切かを学ぶことができました。

２つ目は人と人との関わりについてです。私は2日目にカトリック協会で炊き出しの準備をし、その後福祉プラザでホームレスの方への炊き出し・衣類の提供を行いました。余った食料を配る際に、ホームレスの方と直接話す機会がありました。最初は自分から話しかけることに躊躇していましたが、回数を重ねるごとに慣れていき、ホームレスの方だからといって普通の人と異なる態度で接する必要はなく、自分たちと同じように関わっていくべきだということを実感しました。

今回ボランティアに参加したことで、ホームレスの方について詳しく知り、その現状を自分の目で見て感じることができました。この体験を通して自分自身の視野が広がるとともに、これから何をしていく必要があるのかがより明確になったと思います。この経験を大事にし、一緒に活動してくださった方々へ感謝するだけでなく、今後も困っている人への支援活動や募金、自分が力になれることに積極的に参加していきたいと思います。

（K.Hさん）