仙台市、名取市、大崎市、石巻市のNPOが参加する『NPOで高校生の夏ボラ体験 2022』。
参加団体の多い仙台と石巻に事務局を置き、それぞれの地域で活動するNPO同士で連携しながら運営を行っています。
共催 かほく「108」クラブ、協賛 真如苑のご支援・ご協力のもと、仙台・石巻の2会場で計90名の高校生に事前学習会での学びの機会を提供することができました。
7月10日(日)、マルホンまきあーとテラスで開催した石巻の事前学習会では
NPO5団体と高校生22名が参加し、NPOについての理解を深めました。
代表挨拶
柴田 滋紀 さん(石巻事務局 NPO法人にじいろクレヨン 代表理事)
講義①「NPO とボランティア活動」
真壁 さおり さん(認定 NPO 法人杜の伝言板ゆるる 副代表理事)
講義②「伝わるリポートを書こう」
与野 珠美 さん(河北新報社総務局 総務部 かほく「108」クラブ 事務局)
-休憩-
各NPOによる活動紹介
高校生と体験先NPOの顔合わせ
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プログラムは仙台会場と同様でしたが、
所々で石巻の文化や地域性のある話題を織り交ぜながらの事前学習会になりました。
-代表挨拶
NPO法人にじいろクレヨン代表理事の柴田さんから、事前学習会の目的である①NPOや地域課題を知ること、②体験談を書くための書き方を学ぶこと、そして③ボランティア前の不安をなくすことについて、それぞれ説明がありました。
少し緊張した様子の高校生でしたが、柴田さんのお話で会場が和やかな雰囲気になり、2019年以来3年ぶりの開催となる石巻の事前学習会が始まりました。
-講義①「NPOとボランティア活動」
仙台会場同様、杜の伝言板ゆるる副代表理事の真壁による「NPOとボランティア活動」の講義が行われました。
新聞記事を使ったワークでは、不登校の若者に対する学習支援を行う団体の例を取り上げて、NPOと社会課題の関係性を考えました。
「団体が目指す社会は何か」について高校生が自身の考えを述べる場面では、「全ての若者が教育の機会を平等に持てること」という意見が多く聞かれ、地域の課題について理解しようとする様子が印象的でした。
-講義②「伝わるリポートを書こう」
河北新報社の社会貢献クラブであるかほく「108」クラブの与野さんからは、体験談を書くための文章の書き方の基本と、文章形式の紹介がありました。
また、新聞広告の例を挙げ「中身の文章に目を向けてもらうには、タイトルや最初の一文で印象付けることが有効だ」とのお話があり、「実際に経験したからこそ書ける内容を期待している」との言葉で30分の講義を締めくくりました。
NPOの活動紹介では、講義①で学んだ知識と関連して、NPOが取り組む社会課題やミッションについての説明がありました。
高校生たちは団体が “何を大切に”、“どんな社会を目指して” 活動しているのかに耳を傾けていました。
-NPOと高校生の顔合わせ
事前アンケートでは、参加高校生の約70%が「夏ボラをきっかけに初めてボランティアをする」と回答。
NPOと顔を合わせるこの機会に、活動に向けて疑問や不安を解消する様子が見られました。
以上で、先週の仙台会場に続き、石巻の事前学習会も無事終了しました。
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石巻地域は一番早い体験日程で7月26日から、3日間のボランティア体験が始まります。
事前学習会で学んだことを活かし、ボランティア体験で何を感じてくれるかとても楽しみです☺
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夏ボラ体験プログラムの詳細>
https://www.yururu.com/?page_id=5916
これまでの夏ボラの実績はこちらから>
過去17年間のふりかえり調査報告書①
過去17年間のふりかえり調査報告書②