NPO法人ベビースマイル石巻

●マタニティ・子育てひろば「スマイル」を利用する親子との関わり
●子どもたちの見守り、遊ぶ活動
●ひろば内の清掃

【団体メッセージ】
 今年度は2名の学生さんが、マタニティ・子育てひろば「スマイル」のボランティア体験に来てくださいました。

 子育て中の親子と触れ合う中で、普段あまり聞く機会のない子育ての悩みや不安、戸惑いなどの気持ち、お子さんを想う気持ちなどに触れることができたと思います。パパの利用もあり、子育て支援センターがママだけでなく家族で利用できる場所であることも理解できたのではないでしょうか。赤ちゃんとの触れ合いの中で、思わず「かわいい」と笑顔になる学生さんたちの姿を見て、利用者さんたちも癒されたことでしょう。

 支援センターという施設の役割を理解していただけたことは、学生さんたちにとっても私たちにとっても大変貴重な機会だと思います。自分が親になった時、地域にはたくさんサポートしてくれる場所があることを支えに、ポジティブに未来について考え、将来に繋げていっていただければと思います。

(タイトルをタップすると文章に飛べます)
「母の『スマイル』」
「親子で通える場所がある大切さ」



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「母の『スマイル』」

 私は8月8日から3日間、ベビースマイル石巻でボランティアを体験しました。普段の生活では小さな子どもと遊んだり、小さな子を持つお母さんたちとお話をしたりする機会はほとんどないので、この3日間はとても貴重な時間でした。

 ベビースマイル石巻の方や多くの利用者さんと接する中で特に印象的だったのは、お母さんたちの笑顔でした。体験期間中、お母さんたちのお話を聞くことができたのですが、「母には教科書も正解もないから、分からないことだらけだ」と、ほとんどの方がおっしゃっていました。そのため、広場に入ってくる時も中には不安そうな顔で入ってこられる方もいました。しかし、子どもを遊ばせながら同じような悩みを抱えたお母さんとコミュニケーションを取ることでその不安も解消され、帰る時は笑顔になっているお母さんの姿が多く見られました。

 このことから、ベビースマイル石巻に足を運ぶことによってお母さんたちの日頃のストレスが軽減され、広い視点で捉えれば子どもへの虐待防止にも繋がっているということを学びました。また、家族以外の人とコミュニケーションが取れる場所があることで、情報を共有したり、子育てについて語り合ったりできるので、子育ての学びの場にもなっているということも学ぶことができました。

 私は将来、地域コミュニティに関わる仕事に就きたいと考えているので、お母さんたちがどのような悩みや不安を抱えているのか直接聞くことができ、とても勉強になりました。この経験を将来の夢の実現に活かしていくとともに、親になった時に今回得た知識を役立てていきたいと思います。(石巻好文館高校3年 A.K)

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「親子で通える場所がある大切さ」

 8月8日から8月10日の3日間、私はベビースマイル石巻でボランティアを体験しました。このボランティア先を選んだ理由は、高齢者の方とは交流したことがありましたが、赤ちゃんと触れ合う機会が全くなかったので赤ちゃんと触れ合いながら、お母さんたちのお話が聞くことができるこの体験先に参加しました。

 私はベビースマイル石巻のボランティアに参加して、このような子育て支援センターなど、親子で行ける場所があることはとても大切だということを学びました。

 職員の方にお話を聞くと、この場所に来ることでお母さんたちの交流や育児などの情報交換、気分転換ができると言っていました。気分転換によってストレスが減り、虐待が減ることや、情報交換をすることによって自分の育児は間違っていないと分かり安心すると聞き、思っていた以上に多くのプラスの効果があることに驚きました。また、子どもたちも家だけでは飽きてしまうので、家にはないおもちゃなど遊べるものがたくさんあり、どの赤ちゃんも楽しそうにしていてとても良いことだと思いました。さらに、ベビースマイル石巻では保健講話など育児をする際に役に立つ情報を聞く機会があり、質問などもできるので様々な方に知ってもらいたいと思いました。

 今回のボランティアを通して、子育てをすることの難しさや、子育て支援センターがあることでお母さんや赤ちゃんに良いことがたくさんあるということが分かり、とても有意義な3日間を過ごすことができました。この経験を活かして将来に繋げていきたいと思います。(石巻西高校3年 T.H)