碁ランティア

●子どもとの対局、イベント準備・後片付け

【団体メッセージ】
 今年は6人の高校生から体験の申し込みがありました。「みんなで囲碁」では、未就学児や小学生を相手に、真剣勝負をくりひろげました。若林児童館と古城児童館での活動には、炎天下、はるばる1時間かけて自転車でかけつけてくれました。「こども囲碁教室」では、いちばん大きい碁盤を使って、本格的に囲碁勝負を展開しました。

 囲碁は一度覚えれば、一生の宝になります。履歴書の趣味・特技欄にも安心して書けます。これからも囲碁を楽しんでください。

 今年もコロナウィルスの影響で、休まざるを得なかった方も多かったですが、困難な中頑張ってくれてありがとうございました。

(タイトルをタップすると文章に飛べます)
「初めてのボランティアを経験して」
「子どもたちとする囲碁の楽しさ」
「NPOと共に」
「囲碁って楽しい!」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「初めてのボランティアを経験して」

 今回初めてボランティアを経験し、いろいろなことを学びました。私が参加した体験先は、子どもたちと一緒に囲碁をする「碁ランティア」です。最初はとても緊張していましたが、やっているうちに幼い子どもたちと触れ合うことによってその場に馴染むことができました。

 囲碁はとても難しく、囲碁に慣れ親しんでいる子どもと対局すると負けてしまうことが多々ありました。少し恥ずかしかったですが、子どもたちと楽しむことができました。一緒に囲碁をしてみて、囲碁はとても興味深いものだと実感しました。囲碁自体は知っていましたが、触れたことがなく「どのようなものだろう?」という疑問や、「意外と簡単なのかも?」という好奇心が生まれました。子どもたちと触れ合うのはとても緊張したものの、優しく接してくれて緊張はなくなりました。代表の菊川さんも優しく、体験場所だった児童館の方々もお茶を出してくれたりしました。

 今回、初めての経験だったボランティアはとても良い経験になりました。これから先もボランティアにたくさん挑戦し、将来に活かせるようにしていきたいと思っています。(東北高校3年 I.K)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「子どもたちとする囲碁の楽しさ」

 私は初めてボランティアを体験しました。どれにしようかなと見ていた時、一目見て「このボランティアやりたい!」と思いました。子どもと触れ合えるところがいいなと思っていて、そこに少しやってみたいと思っていた囲碁があったので、碁ランティアを選びました。

 活動はほとんど想像していた内容と同じで、私と友人で対局していた時、周りにいた子たちが初心者の私たちに「ここに置くといいよ」と教えてくれました。最初はどうすればいいか分からず少し緊張していましたが、子どもたちが積極的に話しかけてくれたおかげで、緊張も解け、リラックスしながら囲碁ができました。

 1日目にいた小学生の女の子と、幼稚園の男の子とも仲良くなりました。結果は全て負けましたが、それでも対戦相手としてきちんと役割を果たせたのではないかと思いました。2日目には、1日目にいた男の子もいて、より仲良くなった気がしました。家でも私の話をしていてくれたらしく、とてもうれしくなりました。その日に、他の2人の女の子とも仲良くなりました。とても可愛くて、すぐ懐いてくれたので、とてもうれしかったです。3日目にもその男の子と女の子2人もいて、最後まで楽しく話せました。1人の女の子が手紙と宝石をくれて、うれしかったです。

 あっという間の3日間で、終わるのがとても寂しかったです。最後に写真を撮り、ハイタッチをしてお別れしました。こんなにもボランティアが楽しいものだと思っていなかったので驚きました。大学生になって、また機会があればやりたいと思います。(泉高校3年 K.Y)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「NPOと共に」

 私は、将来小児科の看護師を志望しています。そのため子どもと触れ合う時間に興味を持ち始め、この夏ボラを見つけた時に参加することを決めました。

 ボランティアを通して、たくさんの「〇〇力」を身につけることができました。囲碁の練習をする時は、自分が勝つだけのスキルを身につけるのではなく、子どもたちや対局する方と楽しみながら囲碁をするにはどのようなスキルを身につけるべきなのかを常に考えました。対局中には、練習したことを活かし、自分の力を存分に発揮することができました。また、子どもたちが悩む姿や喜ぶ姿、悔しがる姿など精神的な成長を目の前で見ることができ、とても貴重な体験になりました。このことから、創造力、忍耐力、集中力、観察力の4つの能力を得ることができました。

 ボランティアに参加するのは小学生以来だったのですが、今回参加させていただいたことで「もっと参加したい!」と思うようになりました。子どもたちと触れ合いたいという思いから始まったボランティアの参加でしたが、老人ホームなどを訪れて私よりも広い世界を見てきた方々ともお話をしてみたいなと思います。

 今回、参加させていただいた碁ランティアのスタッフの皆さん、何も知らない私に一から囲碁を教えていただきありがとうございました。碁ランティアに参加することができて良かったです。(東北高校3年 G.H)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「囲碁って楽しい!」

 「ゆかり、囲碁ボランティアに興味ない?」そう友達に誘われたことが、夏ボラに参加するきっかけになりました。当初、囲碁はルールが複雑でお年寄りの方々がする遊びだと思っていたので断ろうとしましたが、初心者でも大丈夫と書いてあり、思い切って参加することにしました。

 代表の菊川さんに軽く囲碁を教わったのですが、正直石の取り方くらいしか分からず、どのように対局すればいいのか全く分かりませんでした。

 不安なまま1日目がスタートし、その日は中学生くらいの子たちが多く来ました。私が囲碁のルールを間違えると指摘してくれたり、石の上手な取り方を教えてくれたりして、とても優しかったし、かなり囲碁が上達したことを実感しました。

 2日目は幼稚園児や小学生が多く来ました。話を聞くと幼稚園から囲碁を習っている子がほとんどで感心しました。また、うまくいかないと泣いてしまうかと心配していましたが、試合に負けても自己反省をし、試合中も走り回る子が全くいなくて素晴らしいと思いました。囲碁をすることで精神的にも成長するんだなと思いました。

 最終日は2日目と同じ子が多く参加してくれて、たくさんの子と仲良くなることができました。また初めて試合に勝つことができてうれしかったです。初めはわからなかった「コウ」や「ヨセ」を理解できて、家族にも囲碁を教えてあげたくなりました。

 私は囲碁に対して難しいイメージを持っていました。しかし、実際に体験してみると私より小さい子がとても多く、本気で頑張れば3日で試合に勝てるくらい、囲碁は思ったより簡単だということが分かりました。祖母に話すと囲碁をやってみたいと言ってくれたので、これからも囲碁を続けると共にたくさんの人に囲碁の魅力を伝えたいと思いました。(泉高校3年 S.Y)