NPOの重要な役割は、社会課題の解決だけではありません。団体を大きくすることでもありません。その課題に取り組む多くの関係者をつくり出し、協力の輪を広げていくことです。

しかし、NPOや市民、行政、企業など異なる立場の人や組織が協力するのは難しく、苦手意識を持つ人も多いのでは。考えや価値観が異なる多様な人々のそれぞれの想いをそのままに、目的に向かって協力するために開発された「協力のテクノロジー」をもとに、これからの協力を一緒に考えましょう。

●日時:
令和4年12月11日(日)
13:30~16:30(会場のみ交流会 16:00~16:30)

●参加方法:
会場参加、およびWeb会議システムZoomでのオンライン参加

●会場:みやぎNPOプラザ 交流サロン

●参 加 費:無料

●定員:50名(会場25名、オンライン25名)

 

◆講演 
「協力のテクノロジー~「違う」を大切に協力できる地域をつくる」  

2022年4月に発行された松原さんの書籍『協力のテクノロジー 関係者の相利をはかるマネジメント』では、価値観が多様化する現代において、「違う」者同士が力を合わせる「協力」は、誰もが習得できる技術として体系的に説明しています。
市民活動が社会を変える力は「協力」だと語る松原さん。誰もがすぐに実践できる協力のヒントを伝授してもらいます。

講師 :松原明さん(協力世界 代表)

【プロフィール】
協力世界代表。1960年大阪府豊中市生まれ。神戸大学文学部哲学科社会学専攻卒。広告制作会社、フリーランスのコピーライター、事業開発コンサルタントを経て、1994年、NPO法立法を推進するシーズ・市民活動を支える制度をつくる会を創設。NPO法、認定NPO法人制度、NPO法人会計基準、寄付税制拡充などの制度創設・改正を推進。また、多くの自治体のNPOとの協働制度創設にも携わる。NPO支援財団研究会、日本ファンドレイジング協会、東日本大震災支援全国ネットワークなどの創設にも携わった。現在、協力のテクノロジーの開発普及を行う「協力世界」を主宰している。
著書に『NPO法人ハンドブック :特定非営利活動法人設立のための検討事項』、共著に『協力のテクノロジー~関係者の相利をはかるマネジメント』、『「国家」の限界が見えてきた。』、『NPO法コンメンタール―特定非営利活動促進法の逐条解説』、『NPOはやわかりQ&A』


◆事例紹介 
「ステークホルダーとの話し合いの場を経験して」

「大崎市話し合う協働のまちづくり条例」があります。 「まちはみんなでつくるもの」を合言葉に、ステークホルダーとの話し合いにこだわりながら、 活動を続ける工夫などを紹介します。

ゲスト:小玉順子さん(NPO 法人おおさき地域創造研究会 事務局長)

【プロフィール】
大崎市古川出身。NPO法人おおさき地域創造研究会事務局長。平成の合併前の2003年から活動を開始2010年に法人化し拠点を持つ。地域の「話し合う場」をつくり続け、まだまだ地域にある力を感じている。2016年7月から「おおさき移住支援センター」の運営を受託。また近隣の7つの市町の連携事務局として、移住者や関係人口を増やす活動もおこなう。2021年4月より大崎市市民活動サポートセンターの指定管理者として活動中。

◆フリートーク
意見交換しながら協力をさらに深堀りしましょう。

◆交流会
名刺交換などで交流を深めましょう。書籍『協力のテクノロジー』も販売します。

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