【活動視察vol.2】NPO法人認知症の予防と遅延のための音楽療法研究所　-真如苑「みやぎの居場所づくり助成」

当法人では2015年より、真如苑「*みやぎの居場所づくり助成」の事務局を担っています。

活動の実施状況の確認と、適正で透明性のある団体運営をサポートするため、助成期間中に活動を訪問しています。

▼2024年度採択団体の活動の様子

訪問先　：NPO法人認知症の予防と遅延のための音楽療法研究所
活動地域：仙台市、富谷市、塩釜市
活動分野：高齢者、保健、医療または福祉の増進を図る活動

認知症の予防と遅延のための音楽療法研究所は、認知症予防の音楽カフェや、健康をサポートするワークショップを開催しています。

ワークショップは認知症予防に興味のある幅広い年代を対象に、さまざまなテーマを設けて心身の健康を学ぶ場となっています。

この日は、仙台市青葉区春日町にあるイベントスペースで、「心と体の健康をサポートするワークショップ　かすがまち・ラボ」が行われました。

今回のテーマは睡眠。参加者同士で自身の睡眠の悩みについて話したり、良質な睡眠によって認知症のリスク軽減になることを学んだりしました。

入眠時にリラックスできる音楽を聴くと効果的ということで、川のせせらぎや鳥のさえずりなど自然の音を奏でる楽器が紹介されました。全員が初めて触れる楽器でしたが、合奏体験をして自然音の癒しを感じていました。

超高齢社会の今、2025年には高齢者の5人に1人が認知症を発症すると言われています。音楽療法研究所では、学びの場や音楽療法による通いの場の提供を通じて、認知症への正しい理解の普及啓発を広げています。

*真如苑「みやぎの居場所づくり助成」
この助成は、福祉活動に関わる継続的な居場所づくりの地域活動を支援・育成することを目的としています。

真如苑では、宮城県内の地域において支え合いの地盤が醸成され、地域が発展していくお手伝いができればと考え、2015年に「みやぎの居場所づくり助成」を創設しました。