特定非営利活動法人 泉里会

2011.09.28 支援される側に立って

 泉里会では8月に日本財団や難民を助ける会の助成により、プレハブが敷地内に設置され障がい児の日中一時支援を始めました。気仙沼南部や本吉町、南三陸から10名程度の子どもたちが利用し、現在でも土日に行っています。
 プレハブは、東京都社会福祉協議会知的発達障害部会の方などが支援に来られる際の宿泊施設としても利用されています。


【 障がい児支援を行っているプレハブ】

 津波により流失したケアホーム施設の建築は土地が決まってからとなりますが、新たに、地域からのニーズがある障がい者の移送サービス支援も行う予定です。
「支援事業を行っていたことに僅かな奢りがあったのかもしれません・・・。支援される側に立って改めて与えられていることに感謝し、これからは慎み深く前に進んでいきます。」
とサービス管理責任者の菅原さんは言います。
今後も地域の支援に取り組むことで、泉里会も復興への道を辿ります。


【泉里会ケアホームめぐみのスタッフと利用者】

泉里会では、多くのボランティアの方、自衛隊の方々に支えられてきました。
 その様子が泉里会(ケアホームみぐみ)のブログにアップされています。

 泉里会のブログはこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/megumi_castle

月刊ゆるる記事はこちら


2011.07.14 プレハブで夏休み中の障がい児を預り

 泉里会では、津波で流されたオープン直前の障がい者のケアホームを新たに建設する予定ですが、まだ気仙沼市ではどの地域に建築可能という目途が立たないため、保留中です。そこで、障がい児の日中一時支援が地域にはなかった為、プレハブを建てて8月から行う予定です。


【敷地手前にプレハブを建築予定】

 「震災で本当にいろいろな人に支援してもらい感謝の気持ちで一杯です。今はしっかりと前を向いて歩いていけるようになりました。」と、ケアホームめぐみ管理責任者の菅原満子さんは言っています。


【支援者からの沢山の写真と手紙】


2011.07.06 まずはプレハブで

 6月に入り、ようやく橋や道路の復旧が見えてきました。しかしながら、施設が立っていた地域は立ち入り禁止区域に指定され、今後の土地利用について見通しが立っていません。

 「建物が流されて資金がないから辞めようとは思わない。障害のある方々からのニーズがある限り、また新しく施設を建てる。この仕事には終わりはない。」と森谷隆三理事長はしっかりとした意志を持ち復興へ向けて動き出しています。v
 ケアホームめぐみでは夏休みに向けプレハブを設置し、ケアホームめぐみ津谷内の居住の場で預かるのではなく、障害児の専用の場所を設けようと計画中です。

もし賛同される方があればご協力頂けるとありがたいです。